黒豆の栄養素と魅力|定番からの活用アレンジレシピ

栄養・健康

こんにちは!

Blossomフリーランス管理栄養士のRICO です。

今日は黒豆のお話をしたいと思います。

ユウさん
ユウさん

たくさん作った黒豆が余って困ったことがあるのですが、何かいい活用方法ありませんか?

RICO先生
RICO先生

黒豆は栄養たっぷりの食材だから、ぜひ最後まで美味しく活用しましょう!実は、黒豆を使ったパウンドケーキやお餅のレシピがあるんですよ。ヘルシーで家族にも喜ばれる一品です。

この記事では、余りがちな黒豆を活用した美味しいレシピや、黒豆の栄養素について詳しくご紹介します。

黒豆の持つ健康効果を活かしつつ、ヘルシーで簡単に作れるアイデアをお届けします。

黒豆の主な栄養素と特徴

黒豆は、栄養価が非常に高く、日々の食生活に取り入れることでさまざまな良い変化が期待できる食材です。

その主な栄養素と特徴を見てみましょう。

  • タンパク質:植物性たんぱく質が豊富で、筋肉や肌の維持に役立ちます。
  • アントシアニン:黒い皮に含まれるポリフェノールで、強力な抗酸化作用があります。老化を遅らせる働きがあるとされ、目の健康をサポートします。
  • 食物繊維:腸内環境を整え、便秘の改善や体内の不要物の排出を促します。
  • 鉄分:体内の酸素運搬を助ける鉄分が含まれています。
  • カルシウム:骨や歯を丈夫にします。

黒豆(100gあたり)の主な栄養含有量:

  • エネルギー:100kcal
  • タンパク質:6.4g
  • 脂質:2.9g
  • 炭水化物:17.8g
  • 食物繊維:7.2g
  • 鉄:2.1mg
  • カルシウム:56mg

黒豆の基本レシピ

定番、黒豆をふっくらおいしく仕上げるレシピです。重曹を使って柔らかく仕上げるのがポイントです。

材料(4人分)

  • 黒豆:150g
  • 水:600ml
  • みりん:200ml
  • 醤油:大さじ1
  • 重曹:小さじ1

作り方

  1. 鍋に水(600ml)、みりん(200ml)、醤油(大さじ1)、重曹(小さじ1)を入れて中火にかけます。
  2. 沸騰したら火を止め、洗った黒豆を加えます。
  3. 蓋をして一晩(6〜8時間)置きます。
  4. 翌日、鍋を弱火にかけて1.5〜2時間煮込みます。途中で煮汁が少なくなったら水を足してください。
  5. 豆が柔らかくなり、味がしっかり染み込んだら完成です!
BlossomBlog 黒豆 アレンジ パウンドケーキ 

黒豆の活用法|ヘルシーパウンドケーキ

余った黒豆を使ったヘルシーなパウンドケーキのレシピをご紹介しますね。

材料は体に優しいものを選び、甘さ控えめに仕上げました。

材料(パウンド型18㎝1本分)

  • 黒豆(煮たもの):100g
  • 米粉:100g
  • 薄力粉:50g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • 米飴:40g
  • 豆乳:100ml
  • 菜種油:30ml

作り方

  1. 準備:オーブンを170℃に予熱しておきます。パウンド型にクッキングシートを敷きます。
  2. 乾燥材料を混ぜる:ボウルに米粉、薄力粉、ベーキングパウダーを入れ、よく混ぜます。
  3. 液体材料を混ぜる:別のボウルに米飴、豆乳、菜種油を入れ、よく混ぜます。
  4. 生地を作る:乾燥材料に液体材料(豆乳・米飴・菜種油)を少しずつ加えながら混ぜ、均一な生地にします。
  5. 黒豆を加える:煮た黒豆を生地に加え、さっくり混ぜます。
  6. 焼く:パウンド型に生地を流し込み、170℃のオーブンで約40〜45分焼きます。
  7. 冷ます:焼き上がったら型から外し、粗熱を取ります。

ポイント

  • 黒豆は水気をしっかり切ってから使用してください。
  • 米飴がない場合は、メープルシロップやラカントシロップ代用可能です。
  • 抹茶を入れる場合は、薄力粉を20g引き追加してみてください。
  • 米飴は、瓶ごと湯煎してください。

黒豆のお餅

パン焼き機を使えば簡単に黒豆入りのお餅が作れます。もちもちとした食感と黒豆の甘さが絶妙にマッチします。

材料(4人分)

  • 黒豆(煮たもの):50g
  • もち米:2合
  • 水:適量
  • 塩:ひとつまみ

作り方

  1. もち米を準備:もち米を洗い、1時間ほど水に浸しておきます。その後、水を切ります。
  2. パン焼き機に材料をセット:もち米、適量の水、塩をパン焼き機の「もち」コースにセットします。
  3. 黒豆を加える:パン焼き機がもち米をつき始めたら、黒豆を加えます。
  4. 成形する:つき終わったお餅を取り出し、お好みの形に成形します。
  5. 冷ます:冷まして完成です。

ポイント

  • 黒豆は柔らかく煮たものを使用してください。
  • 甘味が欲しい場合は、砂糖を少し加えても美味しく仕上がります。

余った黒豆の活用法

おせちで余りがちな黒豆のアレンジについては、先日のブログでも記載していますが、ちょっとした工夫で毎日のおかずやおやつに変身します。

  1. 黒豆ごはん
    炊飯器でお米を炊く際に、黒豆と煮汁を少量加えます。ほんのり甘い豆ごはんが楽しめます。
  2. 黒豆ヨーグルト
    ヨーグルトに黒豆をトッピングして、簡単デザートに。甘みと食感がヨーグルトとよく合います。
  3. 黒豆パンケーキ
    ホットケーキミックスに黒豆を混ぜて焼くだけで、もちもちの甘さ控えめパンケーキができます。
  4. 黒豆スムージー
    バナナ、牛乳、黒豆をミキサーにかけてスムージーに。黒豆の優しい甘みが朝食にぴったりです。
  5. 黒豆サラダ
    サラダのトッピングとして活用。リーフ野菜やトマトと合わせると、彩りも良く栄養価もアップします。

まとめ

黒豆は栄養価が高いだけでなく、様々な料理に活用できる万能食材です。

特に、お正月に余りがちな黒豆を使ったパウンドケーキやお餅は、ヘルシーで家族みんなに喜ばれる一品です。ぜひ試してみてください。

ユウさん
ユウさん

これなら無駄なく美味しく食べられますね!さっそく作ってみます。

RICO先生
RICO先生

健康にも良いですし、黒豆の新しい魅力が発見できると思いますよ。

Blossomの公式サイトでは、健康と食生活をテーマにした記事を更新しています。

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参考資料

黒豆|日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

もっと知りたい豆のこと|農林水産省

黒大豆ポリフェノールと抗酸化作用と血流改善作用