こんにちは!
古米・古古米・古古米などの備蓄米が放出されることになりましたね。

古くなったお米、ちょっとにおいやパサつきが気になります・・。

そうですね。不安に思う方もいるかもしれませんが、実は古米でも少しの工夫で、ふっくらツヤのあるご飯に炊き上げることができるんです。
本記事では、古米・古古米の特徴からおいしく食べる裏ワザ、保存方法やアレンジなど、家庭で今すぐ実践できる情報をお届けします。
古米・古古米ってどんなお米?栄養や味はどう違うの?
まずは、「古米」「古古米」の違いについてまとめてみました。
メディア(テレビやSNS)で「古米・古古米・古古古米」などと表現されていますが、本来は「備蓄更新米」「長期備蓄米」と言われています。
種類 | 保管年数の目安 | 説明 |
---|---|---|
新米 | 当年産(収穫から3ヶ月以内) | 香り高く、みずみずしい |
古米 | 収穫から1年以上経過 | 水分が抜けてパサつきやすくなる |
古古米 | 収穫から2年以上経過 | におい・味・食感が変化することも |
古古古米 | 収穫から3年以上経過 | 備蓄米などに多い。加工用に使われることも |
時間が経つにつれてお米の水分は抜けていき、香りや食感が落ちていく可能性があるため、炊いたときに「においが気になる」「パサつく」「黄色っぽくなる」と感じる方もいます。

この香りや食感、炭水化物やタンパク質といった主要な栄養素は、保管状態がよければ大きく劣化することはないとされ、見た目や味には差もあまりなく安心して食べることができます。
では、そんな古米をおいしく炊き上げるにはどうしたらいいのでしょうか?
次は、炊飯時に取り入れたい“裏ワザ”をご紹介します。
ツヤとふっくら感が戻る!炊き方の裏ワザ7選
古米をふっくら炊くには、実はちょっとしたコツがあります。ご家庭でもすぐに取り入れられる工夫を、わかりやすく一覧にまとめました。
裏ワザ | 効果 | 使い方の目安(2合) |
---|---|---|
氷を入れる | ゆっくり吸水 甘みアップ | 2〜3個 (仕上げに) |
はちみつを加える | ツヤとしっとり感 香りもやさしく | 小さじ1/2 |
油(サラダ油など) | パサつき防止 ツヤを出す | 小さじ1/2 |
日本酒 | 香りと風味アップ | 大さじ1 |
みりん | ほんのり甘くまろやか | 小さじ1 |
もち米を混ぜる | モチモチ感をプラス | 白米1.5合+ もち米0.5合など |
よく研いで吸水 | におい ぬか臭を抑える | 1時間以上の 吸水がおすすめ |
保存方法で味が決まる!古米の劣化を防ぐポイント
炊くときの工夫も大切ですが、実は保存方法もおいしさに直結します。
✅野菜室での保存がおすすめ
お米は高温多湿に弱く、劣化や虫の原因になります。常温ではなく、冷蔵庫の野菜室に入れることで温度と湿度が安定し、鮮度を保てます。
✅ペットボトルや保存袋で密閉性UP
私自身は保存袋を使用していますが、ペットボトルは口が小さいため空気に触れにくく、注ぎやすいのも魅力です。
✅保存のポイントまとめ
- 精米後はなるべく1〜2か月以内に使い切る
- 密閉容器+冷暗所(または野菜室)が鉄則
- 虫除けに唐辛子や専用防虫剤を活用するのも◎
それでも「やっぱりちょっと食べにくいな…」と感じたときは、無理に白ごはんとして食べるのではなく、料理にアレンジするのもひとつの方法です。
どうしても気になるときは?古さ別アレンジ術
炊き方に工夫しても「やっぱり風味が…」というときは、料理でアレンジするのもひとつの手です。テレビやメディアでも話題になっている、タイプ別のおすすめレシピをご紹介します。
古米 | チャーハン | 水分が抜けているのでパラパラに仕上がる。 油で炒めることでにおいも軽減。 |
古古米 | オムライス | ケチャップや卵で包むことで 風味や食感が気にならなくなる。 |
古古古米 | 炊き込みご飯 | だしや調味料の味がしっかり染み込み 多少のパサつきやにおいをカバーできる。 |

その他、ドリアやリゾットにするのも良いですね。ちょっと食べづらいなと感じたときにアレンジしてみてくださいね。
「お米が手に入りにくい」「値上がりが気になる」という方には、玄米や雑穀を取り入れた食生活もおすすめです。以下の記事に詳しく掲載されてますので、参考にしてみてくださいね。
まとめ|古米も工夫次第でふっくら、おいしく!
古米や古古米は見た目や香りが多少落ちるといわれていますが、保存状態が良ければ栄養面でも大きく劣化することはないとされています。
気になる場合は、炊き方や保存方法を工夫することで、十分においしく食べることができます。
「ちょっと古いから…」とあきらめずに、ぜひ今回紹介した裏ワザを取り入れてみてください。
お米の力を、もう一度見直してみませんか?

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よろしければ、他の記事もご覧ください。毎日のごはんが、がんばる家族を支える力になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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