家庭の食育が自立後に活きた瞬間|大学生一人暮らしの生活

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こんにちは!


Blossomフリーランス管理栄養士のRICO
です。

2月から一人暮らしを始めた長男の部屋に、先日、家族で訪れました。

物価高騰の影響もあり仕送り内で賄うのも大変だろうと思っていたので、お米や食料品、私が作ったおかずを冷凍したものや日用品を届ける目的と、大学通りの桜を見たり、一緒にランチしたりできたらいいなと思っての訪問でした。

Blossom 桜並木 家族でランチ

初めだったので、内心「部屋は散らかってるんだろうなぁ…」「ちゃんとごはん食べてるのかな…」と、親として少しドキドキしながら向かいました。

正直、コンビニ弁当やカップ麺の山を想像していたんです。でも・・実際に入ってみてびっくり。

部屋は思ったよりも綺麗で、キッチンには調味料や整然と並び、冷蔵庫の中にもきちんと食材が入っていて、しっかり自炊している様子がうかがえました。

「えっ、自分でここまでやってるの?」と感心して聞いてみると、「今まで家でそういう生活してたし、習慣だから」と、あっさり。

このひと言に、胸がじんわり温かくなりました。

家庭の食事は少しずつ“染み込む”もの

子どもたちが幼い頃から、特別なことはしてきませんでしたが、日々の暮らしの中で「食べること」と「生活リズム」には、できる範囲で気を配ってきました。

朝ごはんはなるべく和食中心に。職業柄ということもありますが、手作りおやつにしていた時期あります。

ただ、無添加や有機など極端にこだわったり偏ったりすると、それも子どもたちにある意味影響を与えてしまうので、ゆるく意識していけるように心がけていました。


「栄養バランスはもちろん大事だけど、続けられることがいちばん大切」という考えが自分の中にあったからこそ、無理のない範囲で、家庭の食卓を整えていたのだと思います。

そんな日々の積み重ねが、今回、長男の一人暮らしの食生活に少しでも役立っているのなら――

それはきっと、食育の“静かな効果”なのかもしれません。

思春期には反抗もありましたが、それでも子どもの生活習慣としての食育は、確実に身についていたのだと今回改めて感じました。

食育の効果は“すぐに出ないけど、ちゃんと残る”

親元を離れて大学生として一人暮らしの生活を始めるとき、どんな食生活になるか心配になるのは親として当然ですよね。


「ちゃんと食べてるかな」「体調崩してないかな」と考えてしまうのが、一人暮らしの親の気持ち。

でも、今回感じたのは、子どもの“今”の生活には、過去の家庭の食事の影響がしっかり現れるということでした。

子育て中、「なんでこんなに頑張ってるのに伝わらないんだろう」と思うこと、ありますよね。


でも、食育の効果は、長い時間をかけてじわじわと習慣化され、やがて必要なときに“自分のもの”として表れてくるものなんだと実感しました。

今、子育て真っ最中のお母さんへ

日々の食事づくり、口うるさい自分に疲れる日もあるかもしれません。でも、小さな習慣の積み重ねが、子ども自身の食生活を支える力になります。

お母さんの想いは、ちゃんと伝わっています。

子育てや家庭での食生活は、目に見える成果がすぐに出るわけではないからこそ、「これで本当に大丈夫なのかな…」と不安になることもあるかもしれません。

でも、日々の積み重ねは、きっと子どもの中に根づいていて、いつか必要な場面で“自分を支える力”となって表れてきます。

今回の長男の姿を見て、私自身もそれを改めて感じました。これを読んでくださったお母さんたちが、「日々の食卓にも、ちゃんと意味があるんだ」と少しでも思ってもらえたなら嬉しいです。

焦らず、ゆるやかに。それぞれのペースで、家庭の中の“食育”を続けていけたらいいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

「食育が大切なのはわかるけれど、実際に何から始めればいいのかわからない」そんな方は、こちらからどうぞお気軽にお問い合わせください。

また、取り入れやすい食習慣や、子どもの集中力を高める栄養については、公式HP内のコラムやブログでもご紹介していますので参考にしてみくださいね。


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