こんにちは!
2月14日はバレンタインデー。
日本では、女性が男性へチョコレートを贈る習慣が根付いているバレンタインデー、そもそもの由来はどこから来たのでしょうか?
また、チョコレートにはどのような健康効果があるのでしょうか?管理栄養士の視点から、バレンタインの歴史とチョコの栄養について解説します。
本当は怖いバレンタインの由来|なぜ2月14日?
バレンタインデーの起源は、3世紀のローマ帝国までさかのぼります。
当時、ローマ皇帝クラウディウス2世は「未婚の兵士は戦に集中できる」と考え、兵士の結婚を禁止していました。
しかし、それに反対したキリスト教司祭の聖ウァレンティヌス(Saint Valentine)が、密かに結婚式を執り行っていたとされています。
この行為が皇帝の怒りを買い、聖ウァレンティヌスは2月14日に処刑されました。
彼の勇敢な行動を称え、この日が「愛の日」として広まったといわれています。
その後、中世ヨーロッパでは2月14日を「恋人たちの日」とする風習が広がり、19世紀になるとイギリスで「バレンタインカードを贈る習慣」が定着。
20世紀に入ってからは、アメリカの製菓業界の影響で「チョコレートを贈る文化」が誕生しました。
日本のバレンタイン文化|なぜチョコを贈る?
日本では、1950年代に洋菓子メーカーが「女性から男性にチョコを贈る」というキャンペーンを実施したことがきっかけで、バレンタインデーにチョコを贈る習慣が定着しました。
その後、「義理チョコ」「友チョコ」「逆チョコ」など、独自の文化へと発展していきました。
チョコレートの健康効果|管理栄養士が解説
チョコレートはお菓子としてだけでなく、栄養面でも注目されています。
特にカカオ含有量の高いチョコレートには、さまざまな健康効果があります。
✅抗酸化作用(ポリフェノール)
チョコレートにはカカオポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があり、
- 老化防止
- 動脈硬化の予防
- 美肌効果 などが期待できます。
✅リラックス効果(テオブロミン)
チョコレートに含まれるテオブロミンには、脳をリラックスさせる作用があります。
- ストレス軽減
- 集中力アップ
- 気持ちを落ち着かせる
特に仕事や勉強中に、適量のダークチョコレートを摂ると良いでしょう。
✅血圧の安定(フラボノイド)
カカオに含まれるフラボノイドは、血管を広げる作用があり、血圧を安定させる働きがあります。
✅腸内環境の改善(食物繊維)
カカオ70%以上のダークチョコレートには食物繊維が含まれており、腸内環境を整えるのに役立ちます。
ヘルシーなチョコの選び方&楽しみ方
✅カカオ含有量70%以上を選ぶ
カカオ含有量が高いほど、ポリフェノールや食物繊維が豊富になります。
市販のチョコレートのほとんどはミルクチョコレートで、砂糖やミルクが多く含まれています。
ダークチョコレートを選ぶことで、血糖値の急上昇を抑え、健康的に楽しめます。
✅1日25g程度を目安に
食べすぎるとカロリーオーバーになるため、1日25g程度(板チョコ一枚のうち約3〜4かけら)を目安にすると良いでしょう。
✅ナッツやドライフルーツと一緒に食べる
ナッツやドライフルーツと組み合わせることで、栄養価がアップし、満足感も得られます。
カカオの高騰と代替品の活用
近年、カカオの価格が高騰し、チョコレートの入手や価格にも影響が出ています。
そこで、カカオの代替品として注目されているのがキャロブ(いなご豆)です。
キャロブは、カカオに似た風味を持ちながらカフェインを含まず、食物繊維が豊富な健康的な食品です。
チョコレートの代わりとして、お菓子やスイーツ作りに活用できます。
カカオの代替品としてのキャロブの活用法やレシピについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ|バレンタインを健康的に楽しもう!
愛を伝える大切な日とされるバレンタイン。
チョコレートには健康効果もあるため、適量を守って楽しめば、身体も心にも良い影響を与えてくれます。
しかし、カカオの高騰を考えると、キャロブなどの代替品を活用するのも一つの選択肢です。
カカオ70%以上のチョコレートやキャロブを上手に取り入れ、健康的に楽しんでみてはいかがでしょうか?
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