花粉・黄砂・寒暖差…春の5Kから身を守る食生活と避けたい食品

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こんにちは!

Blossomフリーランス管理栄養士のRICO です。

毎年この時期になると、花粉や黄砂によるアレルギー症状に悩む人が増えますが、実は、これだけではなく、乾燥で肌荒れが悪化したり、寒暖差によって体がだるくなったりすることも・・。

これらは、「春の5K」 と言われ、今では小さいお子さんから、受験生・社会人にいたるまで多くの方の悩みの種となっています。

しかし、こうした春特有の不調は、食生活や生活習慣を見直すことで症状を和らげる助けになります。

本記事では春の5Kとは何か、それに対抗するための食生活や避けるべき食品、自律神経を整える生活習慣について詳しくご紹介します。

日々の食事や生活リズムを整えることで、春の5Kに負けない体づくりを目指しましょう。

春の5Kとは|体調不良を引き起こす原因は一つではない

春の5Kとは、春に体調不良を引き起こす5つの要因のことを指します。

  • 花粉(Kafun) … アレルギー症状を引き起こし、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどを招く。
  • 黄砂(Kousa) … 大気汚染物質を含み、呼吸器系や肌トラブルの原因となる。
  • 寒暖差(Kandansa) … 朝晩の気温差が大きく、自律神経が乱れやすくなる。
  • 乾燥(Kansou) … 粘膜が弱り、ウイルスや花粉の影響を受けやすくなる。
  • 強風(Kyofu) … 花粉や黄砂を巻き上げ、症状を悪化させる。

春は、冬の寒さが和らぐ一方で、気温の変化が激しくなる季節です。

朝晩は寒く、昼間は暖かい日が増えるため、服装選びが難しく、体温調整がうまくいかないこともあります。

また、冬の間に乾燥していた空気が引き続き影響を及ぼし、肌や喉の乾燥を感じる人も多いでしょう。

これらの要因が重なることで、体に負担がかかり、疲れやすくなったり、免疫力が低下したりします。

では、どのような食生活や生活習慣を心がければよいのでしょうか?

避けたい食品|身体に負担をかけるものは控える

春の不調を和らげるためには、できるだけ 体に負担をかける食品を控える ことが大切です。

特に、免疫のバランスを崩したり、炎症を助長する可能性のある食品は注意が必要です。

✅高脂肪・高糖質の食品

揚げ物やスナック菓子・ファストフード・菓子パンなどは・体内で炎症を促しやすい食品です。

これらを頻繁に摂取すると、免疫のバランスが乱れ、アレルギー症状が悪化する可能性があります。

甘いものが欲しくなったらフルーツやナッツなどを活用する程度にし、まずはしっかりご飯を食べることろから習慣化してみましょう。

✅アルコール・カフェイン

お酒やコーヒーなどのカフェインを多く含む飲み物は、血管を拡張させる作用があるため、鼻づまりや倦怠感を悪化させることがあります。

特に花粉症の人は、症状を悪化させないためにも、摂取量を控えめにするのが賢明です。

✅乳製品(個人差あり)

乳製品には栄養価の高いものも多いですが、花粉症の人の中には、牛乳やチーズを摂ると鼻水が増えたり、喉の不快感が増すと感じる人もいます。

これは、乳製品が粘液の分泌を促すためと考えられています。個人差があるため、自分の体調と相談しながら摂取を調整しましょう。

食品添加物が多い加工食品

インスタント食品や加工肉、清涼飲料水などは、添加物が多く含まれています。

これらの食品を多く摂ると、腸内環境が乱れ、免疫の働きが不安定になる可能性があります。

春の体調管理のためにも、できるだけ自然に近い食材を選ぶことを意識しましょう。

花粉症ではない私が気づいた症状の波と体の状態の関係

また、これ以外にも要因は様々あります。

私自身は花粉症ではありませんが、症状に悩まされている方々のお話を聞く中で、特に「体調が悪い年は症状がひどくなることが多い」ということです。

例えば、感染症にかかった年や、強いストレスが続いた年に「例年よりも辛い…」と話している人が多く、免疫力の低下と症状の悪化には関連があるのでは?と感じました。

やはり、日ごろの食生活や生活習慣は、大切なのだと痛感します。

症状を和らげるための食生活

春の5Kの影響を軽減するためには、 抗炎症作用のある食材腸内環境を整える食品 を積極的に摂ることがポイントです。

食材 栄養素
働き
青魚
(サバ・イワシ・サンマ)
オメガ3脂肪酸が豊富
炎症を抑える作用
緑黄色野菜
(ブロッコリー・パプリカ・人参)
ビタミンCやβカロテン豊富
免疫をサポート。
発酵食品
(納豆・ヨーグルト・味噌)
善玉菌を増やし
腸のバリア機能をサポート
水分補給
(白湯・ハーブティー・味噌汁)
粘膜を潤し
異物の排出をサポート

自律神経を整える生活習慣

春の5Kは 自律神経の乱れ も大きく関わっています。

以下の生活習慣を意識して、心身のバランスを整えましょう。

規則正しい生活リズムを保つ

朝日を浴びることで体内時計を整える

夜はぬるめのお風呂に入り、リラックスする

質の良い睡眠を確保し、睡眠不足を避ける

温かいスープや味噌汁、白湯や生姜湯などで身体を冷やさない

免疫バランスを整える食事を意識し、生活リズムを整えることは、春の不調を和らげる助けになります。

まとめ|食生活と生活習慣の両面からのアプローチを

春の5Kに負けないためには、日々の食生活や生活習慣の見直しが欠かせません。

とはいえ、「毎日意識するのは大変」「どこから手をつけていいかわからない」 という方も多いでしょう。

まずは、食生活では「避けたい食品を減らす」ことから、生活習慣では「朝日を浴びる」「ぬるめのお風呂でリラックス」など小さなことから始めてみましょう。

毎日の積み重ねが、春の不調を軽減し、健やかな生活へとつながります。

ただ、毎日の食事や生活習慣を意識するのはなかなか難しいと感じたり、「何をどう食べればいいの?」「もっと効率的に健康管理をしたい」 という方は、こちらからご連絡ください。

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