本当の自立とは?子どもの成長を見守る親の役割とサポート力

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こんにちは!

Blossomフリーランス管理栄養士のRICO です。

週末、久しぶりに友人とランチをしてきました。長男が幼稚園に入る前からの長い付き合いで、お互いの子どもたちの成長を見守り合ってきた仲です。

今回は、素敵な庭園のあるカフェで木漏れ日が差し込む窓際の席を選び、子どもたちの近況などをゆっくり話をしました。

その中で特に盛り上がったのは「子どもの自立とは何か」というテーマ。長男が来年から大学の近くで一人暮らしを始めることもあり、この話題は私にとってもタイムリーでした。

一人暮らしは自立の第一歩

来年、長男は大学の近くで一人暮らしを始めます。これまで家族と過ごしてきた環境から離れ、自分で生活を管理することになります。

家事や金銭管理、食生活など私たち親が今までサポートしてきた部分を、すべて自分で取り組む必要があるので、正直なところ不安もあります。

果たして彼はそれをちゃんとこなせるのだろうか・・と考えてしまいます。

ですが、これも自立の第一歩。一人暮らしを通じて、成功も失敗も含めて多くのことを学んでいくのだと思います。

そして、今までの生活がいかに恵まれていたものなのかを感じとって、小さなことひとつひとつに感謝できるようになってくれると嬉しいです。

一人暮らしを始める長男との会話

長男は一人暮らしをする準備を進めていますが、彼との会話の中で、親として多くのことを考えさせられます。

「ちゃんと自炊できるの?」と尋ねると、「カレーくらいなら作れるし、なんとかなる」と気軽に答える長男。本人はもウキウキです。

私としては、野菜不足や偏った食生活にならないか心配で、つい「栄養バランスが大事よ」と口を挟みたくなります。

しかし、ふと思いました。こうやって親が先回りして言い過ぎると、彼の中に「考える力」や「責任感」を育む機会を奪ってしまうのではないかと・・。

彼が自分で失敗し、そこから学ぶことで、初めて「自立」が進むのだと気づかされました。

自立への道は、成功だけでなく、たくさんの失敗からもできているのだと思います。

友人とも「心配な部分はあっても、本人の希望でもあるし、家を出るのは良い体験になるのでは」という話になりました。

自立とは「親から離れる」だけではない

「自立」という言葉を聞くと、多くの人が「親元を離れて生活する」「自分でお金を稼ぐ」といったイメージを思い浮かべるかもしれません。確かにそれは自立の一部ですが、本質ではありません。

本当の自立とは、「自分で考え、選択し、その結果に責任を持つこと」ではないかと思います。

たとえば、一人暮らしで困難に直面したとき、「どう解決しようか」と自分で考え抜く力が必要です。

その力は、単に親からの距離が離れることで身につくものではなく、日々の生活の中で小さな決断を積み重ねる中で育まれるものだと感じました。

自立を支える「自律」の大切さ

「自立」の話をしていると、「自立とは自律」という言葉を聞いたことを思い出しました。
この一言に、私は深く共感しました。

自律とは、自分の心や行動をコントロールする力のことです。

一人暮らしや経済的な独立はできても、真の意味での自立にはたどり着けません。

自分で立つだけでなく、「自分を律する心を持つ」ということが、とても大切です。

我欲や本能のままに我がままを言う子どもの時期を卒業し、自分を律する心をもつことが「大人への成長」につながるのだと感じます。

このような力を養うために、私たちは「自律」へ促していく必要があるのだと思いました。

親元を離れることで得られる自由には、必ず責任が伴います。その責任を果たすためには、自律の力が必要不可欠です。

これからの長男の生活の中で、自律が大きなテーマになることは間違いありません。

私たち保護者としてできるサポートとは?

私たちは保護者として、子どもが自立し自律した人間に成長するために何ができるでしょうか?


私が考えるに、それは「手を差し伸べすぎないこと」です。

もちろん、子どもが困っているときに見て見ぬふりをするのではなく、あくまで子どもが自分で考える力を育むサポートをすることが大切だと思います。

彼が自分で「どうするべきか」を考え、試行錯誤する機会を与えることが重要だと感じます。

また、親が失敗を恐れすぎないことも大切です。失敗は成長の糧ですし、むしろ失敗の中から得られる学びの方が多いこともあります。

私自身、長男がどんな困難に直面するのか、そしてそれをどう乗り越えるのかを楽しみに見守りたいと思います。

自立は親にとっても成長の機会|先にある未来

子どもの自立は、私たち親にとっても成長の機会です。


長男が一人暮らしをすることで、私はこれまで以上に「見守る力」を試されるでしょう。

そして、自分自身も子どもから少しずつ手を離し、自分の時間や人生をもう一度見つめ直す時期が来たのだと感じています。

子どもの自立には時間がかかります。そしてその先には、親から自立するだけでなく、自分の人生を自律的に歩む姿があります。

私たち親ができることは、子どもの人生のサポート役として寄り添いながらも、時には距離をとって見守ること。

長男がどんな未来を築き、羽ばたいていくのか、それを見守るのは少し寂しくもあり、とても楽しみでもあります。

これからも彼が成長し、自立と自律の両方を身につける道をそっと後押ししていきたいと思います。

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自然あふれるカフェで癒されたひとときでした。

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