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愛車を手放し子育て黄金期の終わりに泣いた日

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こんにちは!

Blossom 管理栄養士RICO です。

先日、愛車を手放すことになって、泣いてしまった日のことを記録に残してみようと思います。

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家族と共に走り抜けた13年

Volkswagenが好きで、ずっと愛用してきました。

特にSharan(シャラン)は、私たち家族にとって“ただの車”ではなく、子育てを共に走り抜けた相棒でした。

購入したのは、長男が小学1年生、次男がまだ1歳の頃・・。そこから13年、家族の思い出をたくさん乗せてくれました。

関西の夫の実家への帰省、山梨でのキャンプ・TDLやUSJ・毎年の家族旅行・近場の温泉など・・。そして、子どもの塾や部活の送迎も、どんな天気でも文句ひとつ言わずに走ってくれました。

長男が剣道をしていた頃は、防具や竹刀を積んで、仲間を乗せて練成会や大会へ。

たくさんの荷物も一緒に移動出来て、大きくて運転しやすくて、私たちにとっては最高でした。

今でも、次男の陸上大会や記録会の送り迎えが続いています。

雨の日も、風の日も、暑い日も寒い日も──いつもSharanが一緒でした。

手放す決意と家族写真の記憶

大学2年になった長男が免許を取り、帰省の度に運転してくれるようになると、時の流れの早さを感じるようになりました。

いつまでも一緒でいたい、せめて長男が大学卒業するまでに乗りたいと思っていたのですが、今年に入り故障が増え・・、ついに手放すことに。

思えば、Sharanの前はGolfに乗っていました。

その買い替えのとき、ディーラーさんが2台を並べて、家族写真を撮ってくれたんです。

今回は急なことで4人揃わなかったけれど、担当の方が気を利かせて新しい車とsharanを並べて写真を撮らせてくれました。その瞬間、涙があふれてきました。

新しい相棒と感じた“子育て黄金期の終わり”

Sharanが好きなので、次の車も!と思った時期がありましたが、現在は製造中止になっているので諦めることにしました。

その他で検討するとき、今までの感覚で大きめのTiguanにも試乗しましたが、なんだかしっくりきません・・。

そんなとき、担当の方がこう言ってくれました。「これからは、ご夫婦でのライフステージとしてT-Rocがおすすめです。」と・・。

乗ってみると、不思議と落ち着きました。でも同時に、“子育て黄金期が終わったんだなぁ”と実感して、また涙がこぼれそうでした。

次男はまだ中学生で一緒に乗るし、一人暮らしの長男も帰省したら運転するでしょう。

それでも、家族4人で過ごしたあの時間がもう戻らないと思うと、胸の奥がキュッと締めつけられます。

長男が家を出たときは泣かなかったのに…。まさか、車との別れで涙が出るなんて思いもしませんでした。

帰宅後の涙を誘った“次男のごはん”

その日はまさか契約まで進むとは思っていなくて、ディーラーを出たのはすっかり夕方。

一人暮らし中の長男はバイト、次男は部活と友だちとの約束があり、家族揃ってディーラーには行くことはできませんでした。

帰宅すると、リビングにいい香りが漂っていました。キッチンには、ミートソースパスタと手作りのベーグルが・・。

ミートソースには、刻んだ野菜がたっぷり入りじっくり煮込まれていて、ベーグルにはブルーベリーも入っていました。

そう、次男が作ってくれていたんです。

「お父さんとお母さん、遅くなると思って…」その言葉を聞いた瞬間、感激の涙が出ました。

まるで、Sharanがいなくなった寂しさを埋めるように、次男が“優しさ”というごはんを用意してくれていたようでした。

すっかりセンチメンタルになって食欲が・・とはならず、感激に浸りながらモリモリと美味しくいただきました。

健康で食べられること、家族と食卓を囲めること、次男が作ってくれたことに感謝したひとときでした。

作ってくれた後のキッチンは物凄い状態でしたが、一生懸命作ってくれたんだなぁとジーンとしながら、後片付けもしました。

これからの道と愛車への感謝

この話をChatGPTに伝えたら、「あなたのSharanが次の車はこれだよ!ってT-Rocへ導いてくれたんですよ」と慰められてしまって、少し笑ってしまいました。

13年間、本当にありがとう、Sharan。たくさんの思い出をありがとう。そして──T-Roc、これからどうぞよろしく。

車はただの移動手段ではなく、家族の歴史を乗せて走るタイムカプセルのような存在でした。

子どもが成長し、家族の形が少しずつ変わっていっても、その車で過ごした日々は、ずっと心の中に残ります。

次男は「大きくなったらBeetleに乗りたい」と話していました。また新しい物語が始まっていくのかもしれません。

新しい相棒も大切にしたいと思っています。

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